石川硝子工藝舎 石川昌浩

岡山県・早島市に工房を構える石川硝子工藝舎・石川昌浩さん。
複数人での分業が一般的な吹きガラス制作において、一貫して一人の人間が作る方法を取り続けています。そこにあるのは1200℃を超える真っ赤な窯の前に一人で立ち続けるという過酷な肉体労働で、その仕事に生身の人間のエネルギーと健やかさを感じずにはいられません。
代表作のコップは手にしっくりくる大きさや形だけでなく、スッと飲めるよう口元が工夫されていたりと使う人たちへ細やかに眼差しが向けられています。
2019年に吹業20周年を迎えられました。