網目模様の吹きガラスのコップ。
石川硝子工藝舎の顔となって久しい「網目」は、もともとは失敗から偶然生まれたものだとか。
網目は古来より、幸せをとらえる縁起がよい模様と伝わります。
日々使いやすい大きさと形、緊張させないほどよい厚み、スッと飲める口元、気取らないのに色気のある質感。
ただただ使い心地がよく、自然と毎日の風景に溶け込んでいくようです。
●吹きガラスの製法上、1点ずつ形や大きさが多少異なります。手仕事の味わいとしてお楽しみください。また、気泡や灰が見られる場合があります。底部のポンテ跡は製法に由来するものです。
サイズ / 素材 / ケア
・小 Φ6.5 x h9cm 100ml(8分)
・中 Φ8 x h9cm 180ml(8分)
大きさはひとつずつ多少異なります
・耐熱ガラスではありません。熱湯、高温の食洗機や乾燥機、研磨剤入りの洗剤はお避けください
石川硝子工藝舎
1200℃を超える真っ赤に燃える窯の前に立ち、ひとつひとつ息を吹き込みながら形作られる「吹き硝子」。
ひとりの人間の身体とエネルギー、流れるよう繰り返される動作。仕事の隅々まで健やかさを感じるものづくりです。
石川さんの器は、気取らない、とにかくよく働く器です。(まるで石川さんのよう!)
代表作のコップは、手にしっくりくるだけでなく、口元がスッと飲めるよう工夫されていたりと、細やかな点まで使う人への眼差しが向けられ、日々の風景に溶け込み、家族を優しく見守ってくれているような心地よさを感じます。
石川硝子工藝舎 / 石川 昌浩
倉敷芸術科学大学にて倉敷ガラスの第一人者・小谷眞三氏に師事。岡山県早島町に窯を構え、19年に吹業20周年を迎える。21年には日本民藝館賞・大賞を受賞し、ますます精力的に活躍している。