仁城逸景(工房 仁)
木の器

『工房 仁』は岡山県・井原市にある、仁城義勝さん・逸景さん親子による木のうつわの工房です。
義勝さんが2020年に引退され、逸景さんに引き継がれました。

漆器の制作では木地師と塗師の分業制が一般的な中、『工房 仁』では一貫してすべての工程をお二人で行ってきました。

年のはじめに注文をとり、一年がかりの制作が始まります。
数年かけて乾燥させた木材から無駄なく木取りをし、轆轤を引き、夏の間に漆を三度塗り終えて秋をかけて乾燥し、冬にようやく完成するのです。

器を作れる数には限りがありますが、工房には、つくることと生きることが一体となって樹木とともにある風景があり、それはとても自然なことなんだと染み入るように感じます。