焼鳥と財布の共通点

[ 連載 ] 物のはなし
焼鳥と財布の共通点

近所に「炭 ハバキ」という炭火焼鳥の店ができたんですが、焼き場に立つここの店主がいい塩梅で肉を焼くんです。 鶏ももはジワッと肉汁が一番多い状態で。肝は生に近い極限の火入れで。
素材、塩加減、火の入れ方、とシンプルなところで勝負していて、食べていて実に気持ちがいい。うまい!負けた!みたいな。

串を頬張っているとANDADURAの山本さんの顔が頭に浮かんできて、そういえばANDADURAの革製品は、この焼鳥に通ずるものがあるなーとぼんやり考えていました。
革という素材の良いところや特徴を、うまく使い勝手に活かして料理している。
手を加えすぎず、実にいい塩梅に。
これが串と一緒で、やっぱり使っていて気持ちがいい。

素材を活かすとか、良さを引き出すとか、料理の世界ではよく聞くセリフですが、ものづくりにも言えることだと思います。